第十三番 石光山 石山寺

石山寺は琵琶湖から流れる瀬田川の西岸に位置する真言宗の大本山です。境内にはいたるところに硅灰岩(岩自体が天然記念物です)があり、堂宇もその岩の上に建てられています。

「石山寺縁起絵巻」によると、天平19(747)年、聖武天皇の勅願により、奈良、東大寺の別頭、良弁僧正が創建しました。平安時代には京都の清水寺、奈良の長谷寺と並び三観音といわれた観音霊場です。当時は数多くの貴族や女流文学者が参拝する「石山詣」が盛んにおこなわれるようになりました。

石山寺の多宝塔です。建久5年(1194年)に源頼朝が寄進したと伝えられる日本最古の多宝塔で国宝に指定されています。均整のとれた優美な建築で、内部の柱や天井の廻りなどには仏像や草花などの絵が描かれています。

紫式部が石山寺参籠中に「源氏物語」を起筆したともいわれています。紫式部の参籠されたお堂もあります。他にも「蜻蛉日記」の筆者、藤原道綱の母、「更級日記」の筆者、菅原孝標女も石山寺に参籠し、このことを作品中に書いています。

石山寺ゆかりの人物は、学校の教科書によく出てくる人物が多いです。紫式部をはじめ、天智天皇、源頼朝、松尾芭蕉の名前もでてきます。歴史好きではなくとも一度は参拝されてみることをお勧めします。

住所  〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1交通

  • <電車> JRびわこ線石山駅下車。京阪電車の石山坂本線に乗り換え、京阪石山寺駅下車後、徒歩10分。
  • <バス> JRびわこ線石山駅下車。京阪バス石山団地行き、大石行き、外畑方面行きに乗り約10分。石山寺山門前バス停下車後すぐ。
  • <車> 京都方面からは名神高速道路瀬田西I.C.より、名古屋方面からは名神高速道路瀬田東I.C.より、宇治方面からは京滋バイパス石山I.C.より。

駐車場  有 (80台)

拝観料  600円 (最終入山 16:00)

拝観時間 8:00〜16:30

納経時間 9:00〜16:00

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大本山 石山寺 公式ホームページ (ishiyamadera.or.jp)

第十三番 石山寺 : 西国三十三所 (saikoku33.gr.jp)

西国三十三所巡礼 | たいすけのブログ (taisukecocoharublog.com)

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