第九番 興福寺 南円堂

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興福寺は西国巡礼者だけでなく、日々人々のお参りで賑わっています。弘仁4年(813)藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父 内麻呂(うちまろ)追善の為に建立されました。興福寺は藤原氏の氏寺であったが、藤原氏の中でも摂関家北家の力が強くなり、北家繁栄の礎となった南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めています。その不空羂索観音菩薩像が身にまとう鹿皮は、藤原氏の氏神春日社との関係で特に藤原氏の信仰を集めました。創建以来四度目の建物で、寛保元年(1789)に再建されています。江戸時代の建物といっても、その手法はきわめて古様で、再建には北円堂を参考にしたとおもわれます。日本で最大の八角堂で、毎年10月17日に特別開扉されています。

中金堂です。当時は工事中でした。奈良興福寺の伽藍の中心的な堂宇です。7度の火災に遭い、1717年の火災で焼失した後仮再建のみに。2018年、約300年ぶりの復興を果たしています。新たに金箔を貼りなおした釈迦如来像、薬王・薬上菩薩像(重文)、四天王像(国宝)などが安置されています(世界遺産)。今後は五重塔の修理が始まっています。

藤原冬嗣の創建とされ、現在の建物は江戸時代、寛保元(1741)年に立柱。西国三十三所第9番札所です。運慶の父、康慶一門が鎌倉初期に作った本尊の不空羂索観音坐像(国宝)、四天王立像(国宝)、法相六祖坐像(国宝)が安置されています。

興福寺の見どころは、やはり、寺宝かとおもいます。ここに所蔵されている仏像、典籍、古文書、絵画などだけで、博物館ができてしまうないようです。なんと言ってもあの「阿修羅像」が有名でしょう。拝観されたかたは必ずご尊顔を拝してください。

アクセス

住所 〒630-8213 奈良市登大路町48交通

  • 近鉄奈良駅下車徒歩5分

駐車場有 (有料,バス8台・普通自動車67台)

拝観料『興福寺国宝館』大人 700円 (団体30名以上600円)
中高生 600円 (団体30名以上500円)
小学生 300円 (団体30名以上200円)
『東金堂』   大人 500円 (団体30名以上400円)
中高生 300円 (団体30名以上200円)
小学生 100円 (団体30名以上90円)

拝観時間 南円堂内陣は非公開。

国宝館・東金堂は 9:00〜17:00

納経時間 9:00〜17:00

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法相宗大本山 興福寺 (kohfukuji.com)

第九番 南円堂 : 西国三十三所 (saikoku33.gr.jp)

西国三十三所巡礼 | たいすけのブログ (taisukecocoharublog.com)

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