第三番 風猛山 粉河寺

境内

(上の写真は大門、重要文化財指定)
第三番 粉河寺 : 西国三十三所 (saikoku33.gr.jp)

粉河寺|西国第三番札所|厄除観音|和歌山紀の川市 (kokawadera.org)

粉河寺は西国三十三所観音霊場第三番札所として、いまも多くの巡拝者が訪れています。

規模の大きい三間楼門で、和歌山県では、高野山・根来寺に次ぐ威容を誇ります。宝永四年(一七〇六)総欅造り。金剛力士は仏師春日の作と云われ、尊像の用材は桂の巨木。大門をくぐると、大小20有余の堂塔伽藍が建つ広大な境内地。本道まで約200mの石畳の参道が続きます。

(上の写真は中門、重要文化財指定)
8世紀(770年)の創建より、数度の造営と改造を繰り返し、現存の当本堂は享保5年(1720年)に再建されました。江戸時代中期の欅(けやき)材による代表的建築で、西国三十三ヶ所の中で最大です。他に類例を見ない特異な形態で、一重屋根の礼堂と二重屋根の正堂とが結合した構成を持つ複合仏堂の形式です。

粉河寺には「粉河寺縁起絵巻」があり、国宝に指定されています。詞書と絵画によって構成され、霊験物語二話を一巻に描いていています。前半は、宝亀元年(七七〇)千手観音の化身童男行者の加護を得て、大伴孔子古が草堂を結び、千手観音像を安置して粉河寺が開創された経緯と千手観音出現の奇蹟)が、又後半には、河内の国(現東大阪市)の長者の娘の病気が、伴の童男行者の祈祷によって平癒した経緯(千手観音の霊験)が描かれています。因みに東大阪市足代の名門、塩川家がそのご子孫です。

写真ではのこしていませんが、ここの枯山水の庭園が安土桃山時代につくられたもので国指定の名勝にしていされています。

このように、文化財がたくさん指定されている粉河寺は一生に一度は参拝すべきお寺かとおもいます。

近くには十禅律院があり、ここは枯山水庭園「洗心庭」があり泉葛城山を中心とする和泉山脈を借景としたお庭がたのしめます。

粉河寺は、電車で行く場合は、JR和歌山線粉河駅下車 門前町徒歩15分。車で行く場合は京奈和道自動車道、紀の川東インターから約2km(約5分)駐車場100台(有料)完備されているので、訪れやすいお寺です。一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス

住所   〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河2787

交通   電車:JR和歌山線粉河駅下車 門前町徒歩15分

     バス:JR阪和線熊取駅下車 粉河行乗車 45分 終点より門前町徒歩15分

    バスの時刻等のお問い合わせ ※0736-75-2151:和歌山バス

    車:京奈和自動車道 紀の川 東インターより3㎞ 約5分

駐車場   有 (100台)有料

拝観料   境内は無料
      重要文化財 粉河寺本堂の内陣拝観 お一人400円

拝観時間  8:00〜17:00

納経時間  8:00〜17:00

西国三十三所巡礼 | たいすけのブログ (taisukecocoharublog.com)

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